「何これ!」って声の出るアナグリフ地図
コロナ禍で様々な活動が制限され引きこもり生活が続く中、国土地理院のWebサイトで「アナグリフ」というコーナーを見つけました。アナグリフは、かつて雑誌の付録にあったような、赤青メガネを通して映像を立体的に見せる技術のことです。
国土地理院Webサイトのアナグリフは、山の稜線が赤と青で別々に描かれたような地図です。試しに100均で青と赤の透明シートを購入し、左目に赤、右目に青の透明シートをあてて地図を見ると、山が盛り上がり、平面地図が立体的に見えました。
会のメンバーにも見てもらったところ、みんな「わぉっ」という感じで、アナグリフ地図をすっかり気に入りました。その年の松本市主催のイベント『岳都・松本「山岳フォーラム」』では、長野県のA0サイズアナグリフ地図を展示。子供から大人まで多くの来場者に好評をいただきました。
翌年のえんぱーく図書館での企画展示「塩尻のトリセツ」では、塩尻市のA0サイズアナグリフ地図を展示。立体的に見える塩尻市を楽しんでもらいました。
年を跨いで、2024年2月に行われた八十二文化財団主催の八ヶ岳関連の展示では、3Dプリンタで作った八ヶ岳立体模型とともに、長野県と八ヶ岳近辺のアナグリフ地図を提供しました。
アナグリフ地図が立体的に感じるのは、赤青メガネを通して、左右の目で得た映像を頭の中で合成するためです。従って、「立体的に見える」ことを正確に言葉で表現することは難しいし、映像化も非常に困難だと思います。
このページを見てアナグリフに関心を抱いてくださった方、下の富士山のアナグリフ地図を赤青メガネで見て実感していただきたいと思います。
赤青メガネは、ネットでも購入できますし、100均で赤と青<緑で代用可>の透明シートを使っても大丈夫です。
国土地理院Webサイトには様々なアナグリフ地図があります。日本各地の特徴的地形を見たい方は、次のWebサイトからご覧ください。